天声人語　マスク生活の３年　

習慣化したマスクの着用が先日から、もう「個人の判断」でよいとなった。易々（やすやす）と気を許すわけにはいかぬが、一つの節目ではあろう。現代歌人協会のコロナ禍歌集で、この３年をふりかえる
〈人類は「パンツをはいたサル」であり「マスクをつけたサル」ともなつた〉香川ヒサ。
〈使ひ捨てマスクなれども丁寧に洗ひ青葉の風に干したり〉江坂美知子。
何度も洗って毛羽だってしまったのもあったなあ、と懐かしく笑える幸せよ。どの店の棚も空っぽという不安のスタートだった
〈マスクしてレジを待ちをり足型のところに立てと言はれて立ちて〉小橋芙沙世。
ソーシャルディスタンスに神経をとがらせ、咳（せき）する人に険しい視線を飛ばす。
〈悪人は誅殺（ちゅうさつ）せよと激しゆく覆面（マスク）の人はわが内にいる〉谷岡亜紀
感染の波が寄せては返し、永の別れを悲しむことすらできない状態が続いた。
〈焼香はなく拝礼のみ　故人だけがマスクをつけず写真に笑まふ〉大口玲子
マスク暮らしの長さゆえに、職場や学校では変化が生まれた。
〈去年（こぞ）今年出会いし人にまだ顔の下半分を見せてはいない〉小林靄（あい）。
〈せめてもの口紅だけが武器だったコロナ禍のわれ丸腰でござる〉高橋美香子
ゆっくりと平穏を取り戻しつつ、感染増の兆しがある時や人混みではマスクをする。
それが３年で学んだことだろう。
〈春と呼ぶ陽（ひ）ざしの届く木の椅子にあなたと坐（すわ）る必ず坐る〉寒野紗也。
いとしい人と肩を並べて語ることもはばかられた日々に、さよならを。2023-3-16　朝日新聞朝刊一面

加茂町のとある場所に自生の植物を定点観察しています。
ユキワリイチゲ （雪割一華）キンポウゲ科 京都府RDB：絶滅危惧種

　
雪を割って咲く一華の意。一華とは一本の花茎に一花が咲くから。
近畿以西に分布、葉っぱがミツバそっくり、キンポウゲ科の仲間は有毒植物が多いので食べない方が無難です。
加茂町のとある場所に群生してます、わんちゃん的には『春告げ花』と勝手に呼んでます。
伊藤ちゃんから連絡ありました。
伊藤ちゃん：こんにちは　グループメールでお知らせします。
ユキワリイチゲですが、昨日下見に行ってきました、満開になってます。明後日の午後、一緒に観察に行きませんか？約１時間ほどです、お時間があればどうぞ。
わんちゃん：せっかくですが、ザンネン、ちょうどその時間予定アリです。下見もしっかりされてのご案内ありがとー、ホンマに残念！！。その日、ユキワリイチゲの元気な姿を撮ってもらって私のスマホに送ってもらえたらウレシイです。
伊藤ちゃん：皆さん、都合の良い方が多くって良かったです、お天気もいいようなのでキレイに開いてくれると思いますよ、わんちゃん写真送りますね。
わんちゃん：ありがとー、待ってまぁーす。っと、送ってもらったのが👆のユキワリイチゲの写真がそれ。
　
カテンソウも元気に咲いてたよ・・・と。
カテンソウ （花点草）イラクサ科